将来のライフスタイルの変化に合わせて、間取りを変えられる。
長く住み継いでいく家

3階建ての1階がアトリエで、2・3階が住居の併用住宅。将来的には2世帯住宅にもなる。
外張り断熱、遮熱高断熱ペアガラス、土壌蓄熱式暖房(床暖房)や電気蓄熱式暖房、エコキュート、太陽熱発電などで「自立循環型住宅」として、CO²の削減にも貢献している。

〔設計〕ハマダ・アーキテクチャル・コンサルタント
〔施工〕濱田建設 住宅事業部

北側の外観は黒のガルバリウム鋼板で覆われたシンプルな3階建。
県道に面して交通量も多いため、プライバシーを守りつつも採光・通風を確保するために、アルミ製のルーバーを設置している。

南側は各階に大きな開口部を設けて
採光を最大限に図っている。
東側の屋根にはソーラーパネルを載せている。

玄関には家族用の内玄関が脇にあり、
来客時もモノがなく、すっきりとしている。

2階のリビングは、SE構法ならではの、3階までの吹き抜けを持つ大空間。
3階の子供室の窓から顔を出してきた子供たち
と、ここで話することもできる。

梁を設計段階で通してあるので、
将来、部屋をここに増やしたいときにも、簡単にできる。

床面は家事で動きやすいように、フルフラットに
大判タイルを貼ったリビング部分は、土壌蓄熱式床暖房と電気蓄熱式暖房機で冬も暖かい。

オーダーキッチン『ekrea』で、一枚物の、幅1.3m×長さ3.0m大きなステンレスカウンターを実現。

ステンレスは掃除もしやすく、使いやすい。
DKはリビングとオープンにつながってはいるが、天井高を抑え、ケンパスの無垢フローリング張りとすることで、空間にメリハリをつけている。

収納家具はすべて造り付けとし、照明も
間接照明を組み込んで、空間をすっきりとして
いる。

1階から3階まで突き抜けるらせん階段。
デザイン性に富み、おしゃれなイメージ

子供室は屋根勾配を利用してロフトを設置。
床に無垢のレッドパイン材、壁・天井に珪藻土、と自然素材に包まれている。
将来的には分割することもできる。

ロフト屋上

屋上バルコニーからは、市内を一望できる。夏には花火大会も眺めることもできるという。

寝室

浴室・洗面はガラスの間仕切りで一体
感を出し、広々としている。
浴室からバスコートに直接出ることもできる。


福井県敦賀市 H様邸
家族構成/ご夫婦、お子様2人

床面積/197.57㎡
1階/77.50㎡
2階/66.25㎡
3階/50.51㎡
屋上階/3.31㎡
構造/SE構法
竣工/2008年6月